サイバーセキュリティを「視覚」から伝える
長崎県立大学シーボルト校におけるWADJETを活用した地域連携とセキュリティ人材育成

長崎県立大学シーボルト校 ― 実践的な人材育成、企業との共同研究、地域連携を目的として設立された情報セキュリティ教育の拠点
導入主体 | 長崎県立大学 シーボルト校様 |
|---|---|
業種 | 教育機関(公立大学) |
導入製品 | 統合分析プラットフォーム「WADJET」 |
活用シーン | 来校者向け啓発/地域連携/情報セキュリティ学科の授業 |
導入効果 | セキュリティ啓発の見える化、実践演習の質向上、地域企業と学生の接点創出 |
長崎県立大学シーボルト校は、地域連携も目的の1つとして設立されました。しかし、長崎県内には自社でセキュリティ対策を行っている企業がまだ少なく、セキュリティを学んだ学生の多くが県外へ就職してしまうという構造的な課題を抱えていました。
こうした背景から、大学は来校者や学生に対し、サイバーセキュリティの重要性を「視覚」から効果的に伝え、興味・関心を高める手段を必要としていました。特に、普段は意識しにくい「ネットワーク上では常に多くの通信や攻撃が行き交っている」という実態を、直感的に理解させる "掴み" となるツールが求められていました。
あわせて、セキュリティ演習においても、不正アクセスや異常通信を分かりやすく可視化することで、より実践的な教育を実現できるシステムが必要とされていたのです。

「情報セキュリティは目に見えないからこそ、伝わりにくい分野です。WADJETを使うと、ネットワーク上で何が起きているかを誰でも一目で感じ取れる。学生はもちろん、中学生やそのご家族、議員の方々まで、来校されたすべての方にセキュリティを身近に感じていただけるようになりました。」
導入された WADJET は、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)が開発したリアルタイムネットワーク可視化システム「NIRVANA改」に、フューチャーセキュアウェイブが独自に開発した分析機能を搭載した統合分析プラットフォームです。
最大の特長は、3D空間内でのパケット情報のリアルタイムアニメーション描画による可視化能力にあります。ネットワーク上の通信状況やサイバー攻撃の発生を、研究者・技術者でなくとも直感的に把握できる点が高く評価されています。
リアルタイム3D可視化
パケット情報を3D空間にアニメーションで描画し、通信・攻撃の状況を直感的に把握
IPアドレスブロックビュー/世界地図ビュー
送信元・宛先を地理的に俯瞰し、攻撃の全体像を可視化
xFlowゲートウェイによるフローデータ可視化
大規模ネットワークでも軽量にトラフィックを観測
マルチプラットフォーム対応/アラートの具現化
多様な環境への導入と、アラートを"見える形"で提示する設計
長崎県立大学シーボルト校では、WADJETを次の3つの目的で活用しています。
企業関係者、高校生、中学生やその保護者、議員、行政関係者といった多様な来校者に対し、セキュリティの重要性を「視覚」から伝える導入ツールとして利用されています。来校者は、普段は気づかない「多くの通信や攻撃を受けている」現実をWADJETの可視化機能を通じて体験し、セキュリティへの意識を一気に引き上げます。
約180名
年間来校体験者数
3D
リアルタイム可視化
多世代
中学生から議員まで対応
地域連携を目的として設立された大学の使命を受け、WADJETは企業ラボなどで地域の方々と連携しながら、セキュリティの重要性を啓発するツールとして活用されています。地元企業と学生を結びつける接点となり、学生の地域内での就職率向上を目指した取り組みの中核を担っています。
WADJETは「情報システム学部 情報セキュリティ学科」の授業で活用されています。
WADJETの導入により、サイバーセキュリティの重要性を「見える化」を通じて来校者や学生に効果的に伝えられるようになりました。抽象的で理解しにくいネットワーク通信や攻撃の状況を3D空間でリアルタイムに可視化することで、直感的な理解を促進し、セキュリティへの関心を高めることに成功しています。
長崎県立大学シーボルト校では、WADJETを活用し、地域社会全体のセキュリティ意識を継続的に高めていく計画です。また、企業ラボとの連携を一層強化することで、長崎県内でセキュリティ分野を担う人材を育成し、地域企業への就職を促進していくことを目指しています。
フューチャーセキュアウェイブは、こうした教育機関・地域社会の取り組みを技術と運用の両面から支え、可視化を起点とした新しいセキュリティのあり方を共に創ってまいります。
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3D可視化による"伝わる"セキュリティを、貴社・貴学でもご体感ください。
本事例は長崎県立大学シーボルト校 様のご協力のもと作成しました。
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